KJSレポート99-3 絶対にしてはならない危険な手抜き工事! Dハウスグループ会社 ★天井埋込形換気扇の取付で危険(悪質)な手抜き工事 |
No.99-3 - 2020/12/14 *木造軸組工法【新築】 |
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今回は、ある施設の天井換気扇の取付けで危険な手抜き工事が行われている例を紹介します。
天井埋込形換気扇メーカー 工事説明書より
≪実行しなければならない内容(抜粋)≫
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本体は十分強度のある所にしっかり取り付け、強度不足の場合には補強する。 |
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部品は確実に取り付ける。(落下による怪我の恐れがある) |
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本体は指定の方法で確実に取り付ける。(落下による怪我の恐れがある) |
≪取り付け方(抜粋)≫
①所定寸法の木枠を作り、野縁に取り付ける。(下地組は4方向)
②フレームを付属のタッピンねじ(4個)で取り付ける。
③この製品専用の付属品、あるいは指定のもの(別売品)以外は使用しない。
実際の設置状況(手抜き工事状況)※天井埋込形換気扇の質量(重量)1.1kg~3.9kg
〔コメント〕
以上のように、天井換気扇の危険な取付けが11箇所の全部に認められる。これは絶対にしてはならない極めて危険な手抜き工事です。高さ2.5mの天井部から換気扇(1.1kg~3.9kg)が小さな子供達の頭・顔・身体に落下したらどのような事態を招くのか、想像すらできない人たちに建築をする資格があるのだろうか?
本件建物の施工は、大手グループ会社であり、相当数の建築をしているものと思われますが、皆さんは、このような悪質な手抜き工事(不法行為)が本件建物だけに限られるものと思いますか? 危険拡大防止、抑止のためには社名を公表し、少なくとも九州地区では総点検を促す必要性があるかも知れません。
本件の掲載ないし公表等は、建築主の方のご意向でもあり、利害関係者の方でお問い合わせがあれば施工会社等の情報を提供します。本件建物では、ほかにも極めて杜撰な手抜き工事がなされており、当ホームページで随時掲載します。
以上、 KJS山﨑
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