今回のレポートはKJSレポート91の第2段として、耐震補強工事で極めて悪質な手抜き工事が行われていた事例を改めて紹介します。 木造軸組工法建築物の耐震補強工事において合板を使用する場合、構造用合板以外は認められていない。ところが・・・。 ※以下の9種類(①~⑨)の合板は、全て1棟の建物(耐震補強工事)で使用されている合板です!
1. 耐力壁等(合板種類)の不備
注)表示の合板は、用途に適していれば合板自体に特段の問題は有りません。 2. 合板下地(柱設置等)の不備
注)表示の合板は、用途に適していれば合板自体に特段の問題は有りません。 3. 釘種等の不備(比較) (現場撮影)
釘種がデタラメなら、当然の如く釘(ビス)の間隔もデタラメです。S建設は、耐震補強工事として契約していながら、このように、合板種類、下地、釘種・間隔等デタラメな工事をしていた。これらの重大な手抜き工事をしていながら耐震性能(安全性)に関する数値的根拠を示せるのか!
以上、 KJS山﨑