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◆建物無償診断のお知らせ  (本年5月より期間限定で予約受付) 2018/05/02

以下の三つの要件に合う場合、戸建住宅の無償診断を行います。(出張交通費のみ必要)

1.木質系の住宅で、省令準耐火構造の建築物。(防火関係規定の指定地域内の建物含む)
2.外張り断熱工法の住宅または壁内充填工法(吹付け断熱を含む)の住宅。
3.福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県内のエリア。

 約7年程前から木造軸組工法における省令準耐火構造の住宅が建築されるようになりました。しかし、建築士の設計ミス、或いは現場の手抜き工事により、全く省令準耐火構造になっていない酷いケースが相当数に存在しています。
 このようなことが発覚した場合、経過年数分の保険料の追徴も有り得ますし、今後の保険料も上がることになります。さらに、万一火災が発生した場合に防耐火構造として加入している火災保険が適切に支払われないケースがあるのです。そもそも、確保されているはずの安全性(避難時間等)が確保されていないことが一番の問題です。
※北部九州では省令準耐火構造として適合していないことを指摘されていながら、知らぬ振りして同じ工法で建築し、引き渡しをしている超悪質な建築会社があるようです。確認の意味で調査を行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ハウスメーカーだからといって例外ではありません!

≪注記≫

■省令準耐火構造、及び防火関係規定に関する簡易診断(調査)です。
 (調査に要する時間;約2時間程度)
■建物調査のタイミングは築7年以内の建物または建築途中の建物。
■調査結果は現場での口頭による報告(説明)としますので、調査時にはお立ち会い下さい。
■建物の大きさ(床面積)は特に問いません。
■どちらの建築会社の建物でも構いません。
■出張交通費はエリアによって、5.400円~16.200円の範囲です。
■予約等の都合により、ご希望に添えないことがあります。

ご希望の方はメール、又は電話でご予約下さい。

 kjs@tatemonokensa.com
 ☎092-874-7285
 九州住宅検査システム  代表 山﨑亮一



“以下はダメ施工の例です”

◆天井のダウンライトに注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!


さて、何がいけないのでしょう?



 これらの写真は耐火構造、準耐火構造、省令準耐火構造等に反した施工状態であり、耐火構造上の欠陥部となっています。このような施工不備が天井部に十数箇所・・・!

↑写真は天井部の照明器具を取り外した状態


↑写真は室内の天井に設置されたダウンライトと天井裏から見たダウンライトの設置状態です。

天井に穴が空いているのと同じですから火災が発生した場合、火炎が矢印のように室内から天井裏へと侵入してしまいます!

◆スイッチ・コンセント部分に注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!


〔コンセント部分〕  →さて、何がいけないのでしょう?



①コンセントボックスがありません(背面空洞)。
②簡易耐火ブランクチップがありません。
③耐火プレートもありません。

 内壁の防火被覆材を貫通して器具類を設置する場合、耐火性能を備えた器具を設置するか、防火被覆材で覆わなければなりません!

◆壁と壁、天井と壁との構成(隙間)に注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!

 〔天井裏の間仕切り壁と天井部分〕  →さて、どこがいけないのでしょう?


〔↑天井と壁との取り合い部に隙間(天井先張り)〕
・ファイヤーストップ(当て木)が未設置です。

(赤矢印:天井石膏ボード)
(青矢印:壁石膏ボード)

〔天井と間仕切り壁との取り合い部〕
・ファイヤーストップが未設置です。

矢印のように、屋内(壁内)の火炎が天井裏へ拡大する!

 
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