KJSレポート73-3. 欠陥住宅建築シリーズ(Y建築会社)追加写真掲載
≪断熱補強材が未施工≫
〔赤矢印部〕
※アキレス社の施工マニュアルでは、断熱欠損にならないように注意と図示をしている。過大な隙間や空間については、現場発泡ウレタン等による充填措置が必要。
※小面積(過大な隙間)の断熱欠損であっても、気密が取れていれば、断熱の施工不良は体感的には分かり難い。しかし、外張断熱構造としての本来の性能は確保されていない。
垂木受け補強材の未設置
〔黄矢印部〕
棟木上部等(軒桁上部)においては、断熱材とその小口補強等のために垂木受け補強材の設置が必要であるが、設置されていない。
・これら断熱工事に関する施工不備は建築基準法違反ではない。なぜなら、建築基準法は最低の技術基準を定めているものであって、最低以下の技術基準を定めるものではないからである。 そもそも、建材メーカー等(断熱材メーカー等)が定める設計施工マニュアルすら遵守しない理由があるのか。利益優先主義(手抜き工事)以外にほかならない。尚、追加写真、その2.(基礎部分)では設計図書に図示した現場発泡ウレタン等による断熱補強さえ施されていない。